役に立つかもしれない僕の哲学

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(ライトノベル)作家になる方法1「アイデアの圧倒的不足について」

 

今回は、どうしたらライトノベル作品を書き上げることが出来るかということについて、考えていきます。

 

ラノベ作家になりたい! でも、どうやって書けばいいか分からない! そんな人のためにこの記事を書きました。

 

ズバリ結論から言います。

作品を書き上げることが出来ない人は、「アイデアが圧倒的に足りていません」。

 

作品を作ろうとするときに必要となるアイデアは、実際に採用されるアイデアの数よりも多いからです。

 

涼宮ハルヒの憂鬱」を例に挙げます。

 

イデアは細分化されていますが、圧倒的な数のアイデアが、作品のなかに内在していることが分かります。

 

作者の谷川流氏は果たして、アイデアの全てを余すことなく採用した上で執筆したのでしょうか。ボツになってしまったアイデアはなかったのでしょうか。

 

もちろんそんなことはないでしょう。

 

キョンツインテール萌えだったかもしれないし、ハルヒこそが宇宙人だったかもしれない。そういった別の可能性を谷川流氏は想定していたはずです。そういったストーリーの別の可能性を一考した上で、ベストだと判断したのが、みんなが知っている『涼宮ハルヒの憂鬱』なのだと自分は考えます。

 

つまり何が言いたいのかというと、物語を書き上げるためには、それ相応のアイデアの量が必要だということです。

 

もし、自分の出したアイデアを全て採用したうえで作品を書き上げたとするならば、どうやって作品の質を保証できるのでしょうか。

 

それで実際に面白いのなら天才という他ないですが、ただ面倒だからという理由でアイデア出しを怠っているのなら改める必要があります。

 

イデアはひとつの作品を書き上げるために、日々絞り出す必要があります。点となるアイデアをたくさん考えて吟味し、何と何を線として繋げるのかといったことを地道に続けていく必要があるのです。

 

このときに何を採用して、何をボツにするのかという問題は、「心がワクワクするかどうか」で判断してください。

 

例えばアイデアAの展開と、アイデアBの展開があったときに、「どっちが自分をワクワクさせるだろうか」という視点を持てば、採用すべきアイデアは自ずとわかります。

 

そうやって完成したアイデアを線として結んだ大きな地図は「プロット」になります。

 

これさえ出来てしまえば、あとは地図(プロット)の通りに、本文のかたちでなぞればいいだけです。

 

物語作品を書き上げるためには、たくさんのアイデアが必要ですが、これは数日のうちに用意することは容易ではありません(物語の規模にもよりますが)。

 

ですから、アイデアは日々絞り出す必要があります。いつでもアイデアを書き残せるようにメモを持ち歩き、思いついたことは全て書き溜めておきます。

 

時間があるときにたまったアイデアを一か所にまとめて吟味することで、物語の深度が増してくるはずです。